【News】5/12 ﾃﾆｽ･ﾏﾄﾞﾘｰﾄﾞOP決勝は,錦織vsﾅﾀﾞﾙ!!

Hola!!　『ある日本人観光客のスペイン旅行記』へようこそ！

今回は、本編を一度離れた号外記事。

日本の錦織圭選手が見事決勝進出を果たした、スペイン・マドリードで開催されているテニスのマドリード・オープンについてです。

マドリード・オープン

マドリード・オープンは、正式大会名称を『ムトゥア・マドリード･オープン (Mutua Madrid Open) 』といい、プロテニスの世界ツアーの中では、4大国際大会（全豪・全仏・全英（ウィンブルドン）・全米）等に次ぐ規模の世界的な大会です。

そのマドリード・オープンが、日本時間の5月12日の早朝（スペイン時間5月11日19時頃）、決勝戦を迎えます。

男子の決勝のカードは、日本の錦織圭選手と、地元スペインのラファエル・ナダル選手。

対戦相手のナダル選手は、世界ランク1位の強敵ですが、錦織選手に期待しましょう！

スペインのテニス

男子のプロテニスツアー・ATPの世界ランキングで、5/5現在、スペインの選手は、１位のナダルや５位のフェレールなど、３０位以内に7人もランクインしています。

この数は、国別でダントツの最多数で、まさにテニス大国です。

ラファエル・ナダル

なかでも、1位のナダルは、2008年の北京オリンピックで金メダルを獲得している現役最強選手です。

テニスの4大国際大会においても、そのすべて制し、生涯グランドスラムを達成しています。

特に、今回のマドリード・オープンと同じ、クレーコートで行われる全仏オープンでは、2005年から2013年の9回のうち、8回も優勝している“クレー巧者”です。

決勝の行方

前述のように、ナダルの強さは圧倒的で、“ナダル優位”が大方の予想です。

が、一方の錦織選手も好調で、地元スペインのフェレールとの完全アウェーの準決勝を大接戦で制して決勝進出を決めました。

フェレールは昨年の全仏準優勝のクレー巧者で、世界ランク5位の強豪選手ですが、そのフェレールをクレーで破った錦織選手の調子は相当良いのでしょう。

先月もバルセロナ・オープンで優勝し、今回のマドリード・オープンの決勝進出で、世界ランクも一気にトップ10入りが確実となりました。

その勢いそのままに、最強ナダルに一泡吹かせてほしいところです！

決勝戦は、この後2時から・・・

錦織選手の快挙に期待して！本日はここまで！！

結局、決勝戦を生放送で見届けましたので、以下追記（5/12 8時）です・・・結果を知りたくない方は読み飛ばしてください。

決勝の結果

第1セット（躍進）

立ち上がりは、両者互角と感じましたが、第2ゲーム・錦織選手のサービスゲームで、いきなりブレイクポイントをとられるピンチを迎えます。

このピンチを切り抜け、錦織選手が第2ゲームをキープしたことで、一気にペースをつかみました。

迎えた第3ゲーム・ナダルのサービスゲームを逆にブレイクし、ゲームの主導権をつかみます。

完全に流れをつかんだ錦織選手は、なんと第5ゲームもブレイクし、終始リードを保ったまま、第1セットを6-2でとりました！

“King of クレー”といわれるナダルが、今大会初めてセットを落とした瞬間です！！

第2セット（夢～暗雲）

第1セットの勢いそのままに、序盤から錦織選手がペースをつかみます。

第1ゲームのナダルのサービスゲームをブレイクすると、ブレイクポイントをとられた第2ゲームを大接戦で制し、見事キープします。

その後は両者譲らず、第6ゲームまで、錦織選手が4-2とリードを続けます。
しかし、この後、試合展開が一転します。

第7・9ゲーム後、錦織選手が腰の痛みを訴えてからは、すべてのゲームでナダルが制し、結局4-6でセットを落としてしまします。

第3セット（夢の終わり）

第3セットも錦織選手の調子は戻らず、0-3となった第3ゲーム後に錦織選手が棄権し、ナダル選手の優勝となりました。

最後は、“年間大会を戦い抜く力”の差が出た形となりましたが、あと2ゲームとれば、日本人シングルス初の“テニスの4大大会に次ぐ大きな大会”ATPワールドツアー・マスターズ1000の覇者という錦織選手の健闘に拍手を送らせてもらいたいと思います。

それにしても錦織選手は、テニス大国スペインの地がよほどあっているのでしょうか？

先月のバルセロナ・オープンに優勝し、今大会も地元の世界王者を苦しめ準優勝しました。また、昨年のこの大会でも4大大会を17回も制しているフェデラーを破っています。

余談ですが、この大会には多くのサッカー選手が観戦に訪れていました。

スペインセレブ御用達の大会になっているのでしょうか？

本日はここまで