Day6-6 カサ・ミラ！世界遺産でカフェタイム

Hola!!　『ある日本人観光客のスペイン旅行記』へようこそ！

スペイン旅行6日目、バルセロナ3日目。

明日に迫ったスペイン出国を前に、この日はなかなかハードなスケジュール。

朝のカサ・ビセンス見学に始まり、午前中はモンジュイックの丘を歩き通し、ラ・ボケリアでのランチの後はガウディの世界遺産、カサ・バトリョの昼の顔と、バルセロナの市内観光が続いています。

そのため、そろそろ一休みを。

といきたいところなのですが、前回記事のとおり、夜にも再びカサ・バトリョなどバルセロナ市内観光は続くので、あまり休んでもいられない気分・・・。

そんな気分にピッタリはまってくれたのは、次の目的地でした！

カサ・ミラ

その観光地は、カサ・ミラ（Casa Milà）。

カサ・ミラは、この日行ったカサ・ビセンスやカサ・バトリョと同じく、ガウディの遺した世界遺産。

この日3つ目の、「アントニ・ガウディの作品群」になります。

場所は、カサ・バトリョから500mほど。

カサ・バトリョの前の大通り・グラシア通りを北上すると、右手に見える建物です。

カサ・ミラは、ちょうど交差点にあり、建物自体も比較的大きいため、見つけやすい建物でが・・・、

しかし、それ以上に目立つのは、やはりその外観でした。

カサ・ミラ外観

美しい曲線

ガウディらしさの特徴の1つといえば、その美しい曲線が挙げられます。

カサ・バトリョや、グエル公園の回廊やベンチなど、ガウディ作品の中でもよくみられる美しい曲線ですが、その中でも、最も特徴的な曲線も持つのは、このカサ・ミラではないでしょうか？

地中海の波をイメージしたといわれるカサ・ミラの外観の曲線は、ベランダのみならず、壁にまで及んでいて、直線部分を探す方が難しいほどです！

カサ・ミラの別名・La Pedreraは、石切り場の意味だそうで、たしかに石をそのまま削りだしたような、彫刻のような曲線をもつ外観です。

動植物との融合

美しい曲線とともに、数々のガウディ作品の中で見られる特徴といえば、動植物との融合。

特に、サグラダ・ファミリアの動植物との融合は、最も印象に残っています。

もちろんこの特徴は、カサ・ミラにも！

ベランダ全体が、植物をモチーフにした作りになっている点で見つけることができます。

カサ・ミラ内部の見学と行列

カサ・バトリョと同じく、カサ・ミラも、内部に入り屋上などを見学することが可能です。

正面玄関に右に掲げられているように、建物右側には、カサ・ミラのチケットセンターがあるので、「ある日本人観光客」も向かってみましたが・・・、

そこには、カサ・バトリョ以上の行列が！

この日の「ある日本人観光客」は、カサ・バトリョの長さですら行列に並ばなかったので、それ以上の行列のカサ・ミラでももちろん・・・。

カサ・ミラHPと、チケットの購入

なお、カサ・ミラのHP（La Pedrera | Casa Milà）（外部リンク）からも、カサ・ミラ内部への入場券が購入できるようです。

訪問日時を決める通常チケットの他、日時指定なしのチケットもありますので、“行くのは確実だけど、並びたくない”という方は、検討した方がいいかもしれません。

ちなみに、カサミラのHPの名前も、石切り場を意味するカサ・ミラの別名・La Pedreraです。

La Pedreraの文字がもう1つ

正面玄関の右には、行列の続くチケットセンターへの案内が掲げられているカサ・ミラですが、正面玄関左側にも、カサ・ミラの別名・La Pedreraの文字が見えます。

その文字は、cafe de la Pedrera。

カサ・ミラのカフェ

カサ・ミラの中にある、カフェレストランの名前です！

中を見学するための行列には並ばなかった「ある日本人観光客」ですが・・・、

ゆっくりしながら、カサ・ミラの中に入れるのなら、もちろん話は別です。

コーヒーでも飲みつつ、世界遺産を堪能できるのは、なかなかの贅沢！

ということで、迷わずこのカフェ・cafe de la Pedreraに入りました。

ガウディ風デザインの内装

時間が良かったのか、外の行列とは打って変わって、カフェの中は混雑する雰囲気もなく、すぐに入ることができました。

店内はシンプルなカフェながら、ガウディを感じさせるデザイン。

外観と同じような柱や曲線で構成された壁に収納、そして波打つ模様の天井など、ガウディのデザインを意識した内装でした。

メニュー

残念ながら、メニューの中にはガウディを感じさせるものは見つかりませんでしたが・・・、

バルセロナらしいクレマカタラーナはありました。

クレマカタラーナは、バルセロナのあるカタルーニャ地方の洋菓子。

クリームブリュレのような、カスタードプリンのようなデザートです。

このスペイン旅行で、クレマカタラーナをまだ食べていない「ある日本人観光客」は、もちろん注文します。

他には、チーズケーキに、ラテアートもきれいなカフェ・ラテ（café con leche）。

さらに、スペインのアイスコーヒー（café con hielo）を注文しました。

スペインのアイスコーヒー

ちなみに、スペインのアイスコーヒーは、氷入りのグラスとホットコーヒーが別々に出てきて、自分で入れて飲みなさい！というタイプのコーヒーです。

特徴としては、グラスの中にカップのコーヒーをキレイに注ぐのは難しい！ということが挙げられますのでご注意ください。

世界遺産の中でカフェ

クレマカタラーナやケーキなどは比較的大きかったものの、すべて合わせた料金は15ユーロもいかないくらい。

場所的にも、もっと高い料金設定なのかと思っていましたが、それほどでもないという感じでした。

何よりも、世界遺産カサ・ミラの中で、ゆっくり一休み。という贅沢な体験ができる、貴重なカフェではないでしょうか？

貴重なカフェ体験により、すっかり疲れをいやした「ある日本人観光客」は、この後、昼の顔に続く夜の顔のカサ・バトリョ見学やスペインアパレルブランドの代表・ザラでの買い物など、さらにバルセロナの街を歩きます。

その後、この日の最終目的地であり、このスペイン旅行最後の観光に向かいますが・・・、本日はここまで。